海外旅行の最初の関門、入国審査。
韓国旅行へ行ったことのある方は、飛行機の中で入国カードを書いた経験がある方も多いのではないでしょうか。
短期(90日以内)の滞在の方は、機内で配られる紙の入国カードを記入し入国審査の際にパスポートと一緒に提出します。
実は2025年2月から、その入国カードが電子化され、「e-Arrival Card(電子入国カード)」として利用できるようになりました。
韓国へ行く準備をしていると、「K-ETA(ケーイータ)と何が違うの?」と疑問に思う方も多いのでないでしょうか。
この記事では、初めて韓国旅行に行く人向けに、
- e-Arrival Card(電子入国カード)とは何か
- K-ETAとの違いを比較表で解説
- 実際の申請方法
をまとめています。韓国旅行の準備のお役に立てるとうれしいです。
e-Arrival Cardとは?
e-Arrival Card(電子入国カード)は、これまで紙で記入していた韓国入国カードをオンライン化したものです。
韓国到着の3日前から当日までに事前入力ができ、空港到着後は入国審査をスムーズに受けられるのが特徴です。
申告手数料は無料で、申告後72時間以内に入国しない場合は無効となり再申請が必要となります。
有効なK-ETAを持っている方は、入国カードでの申請は不要です。
- 2025年2月24日からスタート
- 2025年12月末までは紙の入国カードも利用可能(移行期間)
- 2026年以降は完全電子化予定
電子申請が始まる代わりに、従来の紙の入国カードは年内に終了してしまうんですね。
これから韓国旅行に行く人は、できるだけ電子申請に慣れておくと安心ですね。
📊 K-ETAとの違いを比較
韓国旅行の準備では「K-ETAも必要なんだっけ?」「電子入国カードと何が違うの?」と迷いやすいですよね。
K-ETAとは「韓国版の電子渡航認証システム」です。アメリカのESTA(Electronic System for Travel Authorization)に似た仕組みで、韓国に短期で滞在する外国人に事前のオンライン許可を義務付けています。
このK-ETAを申請していれば有効期間内の3年間は入国カードなしで、何回も行ったり来たりできます。これは短期(90日以内の)滞在の場合のはなしで、90日以上に滞在を希望の方は何かしらのビザが必要になります。
ですが、現在日本を含む22か国の方にはK-ETAの適応が免除されています。(2025年12月31日まで)
韓国入国の際にK-ETAによる事前の申請は不要で、従来の紙の入国カードを記入し問題がなければ通過できます。
そして従来の紙の入国カードに加えて、電子での申請が可能になりました。それがこのe-Arrival Card(電子入国カード)です。
紛らわしいので、それぞれの違いを下の表で整理しました。
項目 | K-ETA | e-Arrival Card (電子入国カード) | 従来の紙の入国カード |
申告のタイミング | 出発前に事前申請(渡航前72時間まで) | 出発前にオンライン申請(到着3日前〜当日) | 到着時または機内で記入 |
有効期間 | 承認から3年間有効(何度でも再入国可) | 1回限り(毎回申請が必要) | 1回限り(毎回記入が必要) |
料金 | 約1万ウォン (約1,000円弱) | 無料 | 無料 |
方法 | オンライン | オンライン | 手書き |
実行期間 | 2021年9月から | 2025年2月24日から | 2025年12月31日まで |
2025年12月31日までは従来の紙の入国カードも使用できます。混同するかもしれませんが、2025年現在は上記の3つのうちいずれかの方法で申告すればOKです。
この表を旅行準備の参考にしてください。
e-Arrival Cardの申請方法
韓国到着の3日前からe-Arrival Card公式サイトにて申請できます。申請が完了してから72時間以内に入国しなければ申請は無効になるので、ご注意ください。
申請はとてもシンプルです。申請の手順を紹介します。
- 公式サイトにアクセス
- 規約同意後、パスポート情報を入力
- パスポート番号
- 氏名(パスポート記載通り)
- 生年月日
- パスポート番号
- 渡航情報を入力
- 航空便名
- 滞在先住所(ホテル名など)
- 連絡先メールアドレス
- 航空便名
- 申請完了
- PDFや確認画面をスクショして保存しておくと安心
- 入国時に提示は基本不要(システム連携される)
- PDFや確認画面をスクショして保存しておくと安心
👉 入力にかかる時間は 10分程度。事前に申請しておけば、機内で安心して過ごせます。
✍ まとめ
e-Arrival Cardについてのまとめ
- 2025年2月24日に始まった従来の紙の入国カードが電子化した電子入国カード制度
- 2025年末までは紙でもOKだが、2026年以降は完全電子化の予定
- K-ETAは申請後3年間有効だが、e-Arrival Card(電子入国カード)は韓国を訪れる度に申請が必要
初めて韓国旅行に行く方は、「入国審査」と聞くだけで緊張しますよね。
ですが、K-ETAとe-Arrival Card(もしくは手書きの入国カード)のいずれかを申請していれば韓国へ入国できます!
個人的な意見では、紙の入国カードも書くことが少なくて、そこまでの負担ではないんですけどね。なんでも電子化の時代ですね!
申請を事前に済ませておけば、韓国到着後の入国審査がスムーズになり、安心して旅行を楽しめますよ✈️✨
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